弱者の組織戦略第3回を開きました。

毎週水曜日朝7:00からは、オンライン社長塾の日です。
今回の5名の方が参加されました。
今日の講義は、人事、教育、賃金ついての講義2回中の1回目の人事についてでした。

組織の人事においては大事なのは、チーム編成の仕方です。

まず話を整理して説明しやすくするために、1980年代に発表された上司と部下の関係によってパフォマンスが変わるという研究に基いてつくられた、フレームワークを利用して講義を行いました。

そのフレームワークでは、上司の実力と部下の実力を高い、低いで関係性の分析をします。

まず、一番パフォーマンスが高いのが、1の上司と部下両方とも実力が高い場合です。
このときは、部下を優秀な上司が指導しますのでドンドンと実力が増してゆき、成果が出やすくなります。
二番目が、2の優秀な上司のもとに実力の低い部下が配属された場合です。
この場合、部下の実力が優秀な上司により引き上げられますが、優秀な部下までは行き着きません。そのためパフォーマンスは2番目となります。
三番目が、3の上司、部下ともに能力が低い場合です。
この場合は、仕事にはあまり興味がないグループとなり、仕事のパフォーマンスはそこまで上がりません。大抵、赤字のグループとなります。その代わり和気藹々として、雰囲気の良いチームとなります。
最後が、4の上司の能力が低く、部下の能力が高い場合です。
一見、こちらの方がパフォーマンスが高くなりそうに見えますが、優秀な部下を上司が使えず軋轢が生じやすくなります。
そのため、パフォーマンスが最低となり、最後は部下が退職してしまう、ということになってしまいます。

このように、部下と上司の組み合わせについて、しっかり把握して行わないと優秀な部下にしっかり成果を出してもらえないばかりか、退職させてしまうことにもなりかねません。

他にも、社長の場合はどうなるのか、どういう人物を戦術リーダーとすべきか、といったことも講義しました。

もし、このような弱者の戦略にご興味ある方は、是非社長塾にご参加ください。