新商品開発は「今の強み」から考える|いちご朝活オンライン社長塾 開催レポート

新商品開発は「今の強み」から考える|いちご朝活オンライン社長塾 開催レポート

新しい商品やサービスを考えるとき、どこから手をつければよいのでしょうか。
2026年10月14日のいちご朝活オンライン社長塾では、第6章「新商品開発と業種転換」の最終回として、開発の進め方と価格設定について学びました。
大切なのは、今のお客様との関係や、自社が培ってきた技術・経験をどこに生かせるかを考えることです。

新商品開発を4つのパターンで考える

講義では、商品・製造技術の類似性と、客層・販売方法の類似性から、新商品開発を4つに整理しました。
パターン 開発の方向性 考えるポイント
①商品も客層も似ている 既存商品の改良や品ぞろえの充実 今のお客様の要望に応える
②商品は異なるが、客層・販売方法は似ている 既存のお客様に別の商品やサービスを提供 信頼関係や販売経路を生かす
③商品は似ているが、客層・販売方法は異なる 既存の技術や商品を別の市場へ展開 新しいお客様への売り方をつくる
④商品も客層・販売方法も異なる 経験の少ない分野への新規参入 技術と顧客開拓の両方を準備する
たとえば、①は既存商品のサイズや仕様を増やすこと、②は企業向けの支援サービスに給与計算代行を加えること、③は家庭向け商品を業務用に展開することが考えられます。これは、それぞれの違いを理解するための例です。
既存のお客様に類似商品や関連サービスを届ける方法は、顧客理解や取引関係を生かしやすくなります。一方、商品も客層も変わる場合は、学ぶことも増え、成果が出るまでの時間も長く見込む必要があります。

参加者の事例から、自社に置き換える

参加者からは、不動産の売却をすぐには予定していない方への査定サービスの構想や、異業種への転換経験などが共有されました。
同じ不動産分野でも、対象となるお客様や相談の目的が変われば、サービスの内容や届け方を見直す必要があります。商品が近いからといって、今までの売り方がそのまま通用するとは限りません。
自社の新しい取り組みは、4つのどこに当てはまるのか。そう考えることで、活用できる強みと、新たに準備すべきことが見えてきます。

価格を決めてから、利益の出る仕組みを考える

価格設定では、原価に利益を上乗せする方法に加え、市場で受け入れられる価格を先に考える「価格先決め方式」を学びました。
販売価格から確保したい利益を差し引き、その範囲で製造や仕入れ、販売にかかる費用を設計する考え方です。単に安く売るのではなく、お客様が感じる価値と、自社に残る利益の両方を確かめることが大切です。
新商品開発は、アイデアを出して終わりではありません。誰に、何を、どのように届け、利益を残すのか。今回も、自社の計画を具体的に見直す機会となりました。
次回の学習テーマは「地域戦略」です。自社の経営に置き換えて学びたい方は、ぜひオンライン社長塾へご参加ください。

この記事を監修した人

経営に本当に必要なものが、ここにある

公認会計士 足立 知弘

1973年4月生まれ、熊本市出身。私立真和高校、静岡大学人文学部法学科卒業。 お菓子屋の長男として生まれ、1997年に公認会計士二次試験に合格。

監査法人での監査業務、税理士法人での税務業務を経て、いちご会計事務所を設立。 現在は法人を中心に100社以上の税務顧問を担当し、相続税や財務デューデリジェンス等の業務にも対応している。

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